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 歯周外科

歯周外科では、歯周病が進行した場合に必要となる外科的な治療を行います。歯を支える骨や歯茎の再生を促進し、歯の保存を目指します。高度な技術と経験が必要とされる治療です。

歯周病の外科治療は、歯周病が進行し、通常のクリーニングやスケーリングでは改善が難しい場合に行われる治療法です。歯周病が進行すると、歯周ポケットが深くなり、そこにプラークや歯石が蓄積され、歯肉や歯槽骨に深刻なダメージを与える可能性があります。このような場合、外科的な介入が必要となります。

 主な外科治療の種類

1. フラップ手術

フラップ手術は、歯肉を切開して歯根に付着した歯石やプラークを直接目視しながら取り除く手術です。この手術により、通常のスケーリングやルートプレーニングでは届かない深い歯周ポケットの奥にある歯石やプラークを徹底的に除去することが可能です。手術後、歯肉が再生し歯周ポケットが浅くなるため、再度の歯周病の進行を防ぐ効果が期待できます。切開した歯肉が治癒するまでには数週間かかりますが、手術は麻酔を使用して行われるため、痛みを感じることはほとんどありません。

2. 歯肉切除術

歯肉切除術は、腫れた歯肉を直接切除する手術です。この手術は、炎症を起こした歯周組織を改善し、プラークコントロールを容易にすることを目的としています。しかし、歯肉を切除することで歯根が露出し、知覚過敏の症状が出ることがあります。

3. 歯周組織再生療法

歯周組織再生療法は、フラップ手術に似た手法ですが、専用の薬剤を使用して、失われた歯槽骨や歯肉の再生を促す治療法です。この療法は、骨が失われた部分に再生材料を充填し、歯槽骨や歯肉が自然に再生するのを助けます。術後のケアが非常に重要で、特に喫煙は再生の妨げとなるため、厳禁です。

外科治療を受ける前の注意点

歯周病の外科治療は、全身の健康状態が良好でなければ受けられない場合があります。また、抗凝固薬を服用している方や、持病がある方は、外科治療が適さない場合があります。さらに、歯周病が非常に進行している場合、外科治療でも改善が難しいケースでは、抜歯などの別の治療が必要となることもあります。

予防とメンテナンスの重要性

歯周病は予防が最も大切です。外科治療を受けた後も、再発を防ぐために定期的なメンテナンスが必要です。治療後のケアを怠ると、再び歯周病が進行し、最悪の場合、インプラントや義歯が必要になることもあります。定期的な歯科受診と日々の適切な口腔ケアが、歯周病の予防と再発防止において非常に重要です。

このように、歯周病の外科治療は進行した歯周病に対して非常に有効ですが、治療を受ける前にはしっかりとしたカウンセリングと診断が必要です。また、治療後のメンテナンスを怠らないことで、健康な口腔環境を長く保つことができます。

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